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外陰部の掻痒感

なかなか恥かしくて人に言えない病気に「外陰部の掻痒感」があります。 がまんできないくらいの痒さ、オリモノが多くなることもあります。 真菌や湿疹によるものなら婦人科で対応できますが、痒み止めやステロイド 軟膏でも改善できない原因がわからないとされてしまう「痒み」も多くありま。 漢方的(中医学的)にはこうした原因不明の痒みをどうとらえているのでしょうか?

☆外陰部の掻痒感・漢方的な解釈
@若い女性に多いのですが、ストレスが引き金になり体の代謝が悪くなり 外陰部に「湿熱」という病理的な産物が溜まってしまったために痒みが でてきます。「湿熱」というのはネバネバして臭い汚い分泌物をだします から黄色のネバネバした臭いオリモノの量が多くなり、イライラ、怒りっぽく なるなどの症状がでてきます。

A閉経後の女性に多いタイプ。または過度な性生活も原因としてあげられますが 生殖を主る臓器、「腎」「肝」の衰え、疲労からくるものです。 夜にひどくなる傾向があり、他にのぼせ、ほてり、耳鳴りなどの症状もみられます。 「肝」「腎」とも身体を潤おす作用のある臓器ですが加齢やセックスにより 疲れてしまい「外陰部」に潤いがなくなってしまったために起こる痒みです。 乾燥肌も肌に潤いがない状態ですが肌の痒みが出てきますよね。

@は「湿熱」を取り去る、Aは「肝」「腎」の状態をもとにもどす漢方薬を使い 痒みの原因を改善していきます。

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